前回の記事で、赤ちゃんの言語学習のゴールデンタイム(臨界期)がいつなのかというテーマで、パトリシア・クール博士の研究を紹介しました📚
まだ読んでない方は、コチラから! わかりやすく解説しているので、是非読んでみてください📖
今回はそのクール博士が論文の中で取り上げている「赤ちゃんの言語学習には生身の人間とのふれ合いが重要」というトピックを紹介します📝
赤ちゃんに「ビデオ・音声」の視聴だけでは学習効果なし⁉️
英語教育に興味があるパパ・ママの多くは何かしらの英語教材を使っていると思います📚
ただ、その教材の「ビデオ・音声の視聴」だけさせてませんか?
って思いますよね?
偉そうに言ってすみません🙇 同じ事を聞かれたら私もそう思うと思います(笑)
私自身も先月、英語教育の教材を娘のために使い始めていて、
まさに教材のビデオを視聴させたり、歌を聞き流しにしていました📺
というか今でもしています(笑)
さて、ここからが本題。
ワシントン大学のパトリシア・クール博士の赤ちゃんの言語習得に関する実験を行い、
その実験結果をまとめた論文によると、
※この実験は英語教材を使ったものではありませんが、英語学習にも同じ原理が当てはまると考えられます。
実験内容は以下のとおり👇
対象は月齢9ヶ月のアメリカ人の赤ちゃん👶
3つのグループに分けてそれぞれ同じ内容の中国語学習セッションの方法を変えて行い、それぞれの学習効果をみるという実験です🧪
- 中国語のネイティブスピーカーが絵本を読んであげたり、おもちゃで遊んだり、対面で「ふれ合い」をする🙌グループ
- 上と同じに内容を録画し、ビデオで視聴させる📺グループ
- 同じ内容の音声のみを聴かせる👂グループ
この学習セッションを12回行った結果、、、
ちょっとショッキングな結果ですよね💦
「対面のふれ合い」があったグループよりは、効果は小さいかなとは予想していましたが、
まさかの「学習効果ゼロ」の結果にはビックリしました😳
クール博士の見解によると、赤ちゃんの言語習得には
これが新しい言語を学ぶ『ゲート(門)』という表現をしています。
つまり、人と直接やりとりがなければ言語習得が始まらないとのことです🚪
【解決策】親も子どもと一緒に歌って、おしゃべりして、踊って教材を楽しもう🎵
ということで、皆さんも子どもと一緒に歌って、おしゃべりして、踊って
英語教材に「ふれあい要素」を入れていきましょう👍 というのが皆さんへのご提案。
そもそも、親がお手本となって、教材を使って楽しまなきゃいけませんよね🎵
実は、自分が教材の物語を音読したり、歌を歌ったりすることは、私のジャパニーズ・アクセント(日本語なまり)英語が子どもにうつっちゃうかなと思って、これまで敬遠していました😅
でも、家事や仕事があるので、ずっと付きっきりで子どもと遊ぶことはできないので、結局ビデオ・音声の聞き流しをする時間はあるのです❗️
それを逆に都合よくとらえて、その時間はネイティブの正しい発音を聞いてもらう時間とします👍 一石二鳥🪨🦆🦆
英語教育はとにかく続けることが大事。楽しくないと続かないので、これからは子どもに負けないくらい親も全力で楽しんでいこうと思います🔥
こういう気づきができただけでも、この「クール博士の実験」を知れてよかったなと思いました😃
皆さんも、英語教育お互いに頑張っていきましょうー👍
📚参考・出典
※本記事の内容は上記の講演および論文を参考に、イクおじの理解・解釈をもとにまとめています。


コメント