赤ちゃんが言語の聞き分けができるゴールデンタイムは月齢9ヶ月頃まで⁉️

英語教育・グローバル育児

英語をネイティブ並みに習得するには最低でも何歳までに英語を始めるべき? 12〜15歳頃の思春期とよく言われることが多いですが、諸説ありますよね👧 

今日は子どもの英語教育に関心があるパパ・ママにはとても興味深い研究を、イクおじの考察も加えて紹介したいと思います📚

大意を外さない程度にか噛みくだいて解説しておりますので、「居酒屋で隣のおっちゃんが何かブツブツ言ってなー」くらいのノリでお読みください🏮

赤ちゃんは語学の天才💡でも月齢9ヶ月までの期限付き⁉️

私たち日本人にとって英語の「R」と「L」を区別するのはとても難しいですよね😵‍💫
でもお察しのとおり、世界中の赤ちゃん達はみーんな、英語の「R」と「L」の音はもちろん、中国語でもフランス語でもロシア語でもヒンディー語でも、世界中の全ての言語を聞き分けることができるスーパーベビーなんです💪👶✨ 

問題は、、、そう、、スーパーベビー達はいつその能力を失っていくのか、、
その疑問に答えるべく、今回はワシントン大学のパトリシア・クール博士の実験を紹介します🧪


その実験とは、「日本人の赤ちゃん🇯🇵」と「アメリカ人の赤ちゃん🇺🇸」に月齢ごとに英語の「R」と「L」の聞き分けテストを行なって、その聞き分け力をみていこうというものです👶🎧

その実験の結果は、、

  • 6〜8ヶ月👶👉日本の赤ちゃんもアメリカの赤ちゃんも同等の聞き分け力だった✌️
          この時期は言語習得の土台をつくるゴールデンタイム(臨界期)✨
  • 8〜10か月頃👶👉母語の聞き分け力はUP⤴️ 非母語の聞き分け力は低下してくる⤵️
  • 10ヶ月👶👉母語の音に敏感になり、母語以外の音を認識しづらくなる
         👉日本の赤ちゃん🇯🇵は英語の「R」と「L」の音を識別しづらい❌
         👉アメリカの赤ちゃん🇺🇸は英語の「R」と「L」の識別力向上⭕️

ただ、クール博士は実験結果の論文の中で言語習得のゴールデンタイム(臨界期)を明言していません🧐

論文の本文と論文中にある実験結果の折れ線グラフの図などから統合的に読み取り、あえてゴールデンタイム(臨界期)がいつまでかをイクおじなり解釈するならば❗️👇

  • 「ゴールデンタイムは月齢9ヶ月頃まで❗️」
    10ヶ月以降は母語以外の音の聞き分けは難しくなる⤵️
    ✋でも10ヶ月過ぎてても大丈夫!後ほどで説明します✋


気になる方のために、一応どう考えたかをメモしておきます👇

  • イクおじの「言語習得のゴールデンタイム」の解釈根拠
    👉論文中にある「実験結果の折れ線グラフの図」で見ると、6〜8ヶ月で日本の赤ちゃんとアメリカの赤ちゃんの聞き分け能力にほとんど差はなく、ちょうど9ヶ月頃の時点で明らかに日本の赤ちゃんの聞き分け能力が低下して、アメリカの赤ちゃんの能力との差が明確に出ていると読み取れること。
    👉論文中の別トピックですが、クール博士が「乳児は月齢9ヶ月で初めて外国語に触れても学習することができる」ということにも言及していること。

9ヶ月を過ぎても遅くはない!👈育おじの自論

  • これもイクおじの自論になります👇

さんざん「ゴールデンタイムは月齢9ヶ月頃まで❗️」と言っておいてなんですが、これはあくまでクール博士の実験とその論文から言えることをまとめたものになります。

イクおじ的には、「9ヶ月を過ぎたら他の言語を学べなくなる」という意味ではなく、あくまで「音の聞き分け方が母語寄りになる」ととらえたほうがいいかなと思います。

  • なぜなら、2歳、3歳頃から初めて英語環境に置かれていた方でもネイティブ並みに英語を話せる方がたくさんいるという前例がすでにあるからです👍

こんな面白い研究もあるんだなと、肩の力を抜いていきましょうー😎

【次回予告⁉️】クール博士のもう一つの実験🧪

クール博士の実験の中にもう一つの興味深い実験があります。

  • 「生身の人間が言葉を教える」 VS 「生身の人間が言葉を教えている映像・音声を視聴させて教える」 👈効果に差はある⁉️

クール博士の論文の中でも、「言語習得のゴールデンタイム」よりも、むしろこちらの方がメインなトピックな気がします。

ここに書くと長くなるので、また別記事に書きたいと思います✍️
ぜひ、お楽しみにお待ちいただければと思います❗️

📚参考・出典

※本記事の内容は上記の講演および論文を参考に、イクおじの理解・解釈をもとにまとめています。

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